そもそもビックリマン*1について考える時、一番重要であり絶対的なものはシール本体である。ついで裏書き。その他の情報は、すべて副次的なものであり、参考程度にすべきものである。なぜならシールそのものに関する情報以外のものは、たとえそれがタンゴ博士の発言であったとしても、その真実性を確証することが困難であり、徒に妄想をたぎらせる恐れがあるからである。決してミカヅキの知識が足りないからではないのである。

さて、ビックリマンのシールは、表と裏がある。
表にはキャラクターの姿とその名前、「すくみ」を表すマーク、たまに擬音が書(描)かれている。裏面には、種族を表すマークと通し番号。キャラクターの名前と、様々な情報の書かれている「裏書き」と呼ばれる文章と、三すくみのイラストが書(描)かれている。また、ヘッドに関しては、表裏ともに「すくみ」に関する表記はなく*2、裏面の三すくみのイラストのところには、より深い情報を表しているとおもわれるイラストがある。

:表面には、名前、すくみのマーク、キャラクターの姿がある。

  • 名前には三種類のフォントが使われており、それぞれ慣用的に「天使フォント」「悪魔フォント」「お守りフォント」などと呼ばれている。また、これれのフォントには様々な色が使われている。*3

また、キャラの名前はその多くが二つに分けられ、便宜上一方を称号、一方をモチーフ名と呼ぼうと思う。((例えば「スーパー・ゼウス」であれば、「スーパー」が称号、「ゼウス」がモチーフ名である。
その他には、半濁音である「パピプペポ」を表記する際に、単なる○でなく○の中に☆がある場合がある。

  • すくみのマークはそのキャラクターが原則的にモチーフとしたもののアイコンであり、三すくみの関係にあるそれぞれが共有するものである。現時点では、キャラのモチーフがなにであるかと、それぞれのキャラが三すくみの関係にあることを表す以上の意味はないと思われる。*4
  • キャラクターの姿に関して、その姿形を分類する事によって、そのキャラクターのモチーフとするものや、そのキャラクターの性格や役割がより明確になる。留意する事は、いくつかの部分が一種のアイコンと化している場合があることである。*5

姿形の分類に関しては、まず本体*6、衣装*7、その他*8と分けられる。

以上の点に留意しつつ、各キャラクターを分析していく。
これを、ビックリマンの用語にちなんで、「因子分解」と呼ぶ。
このことによって、共通の要素=因子を持つ者を比較検討し、今後のビックリマンキャラの考察の一助になれば幸いである。

*1:いわゆる天使VS悪魔シリーズのことである

*2:このことはヘッドがすくみという因果関係から外れた存在であるということができると思う

*3:これに関しては、特にシヴァ・マリアの種族に関して問題が生じている

*4:このすくみマークに関しては、まだまだ考察されるべき事が多いように思う

*5:代表的なものは、目で、同キャラのパワーアップの場合、目はほとんど変化しないことが多い

*6:雌雄、体形、年齢、顔立ち、髪型、ポーズなど

*7:装身具、道具、武器

*8:随行体(装身具のようであるが、一種の生命体であるもの。ノアの魔守護団等)