木更津キャッツアイ

実はちゃんと見たのは一回だけという事実にびっくりでした。それも氣志団の回。そういえば、それ以外で覚えているのは、薬師丸ひろこやKEI、モー子の表情だけでした。
だから、オジーの存在も知らず、前半の終わり方にはびっくり。あと、小日向さんすごすぎ。和田アキコの真似のシーンはよいね。僕の生きる道で好きになったんだけど、これとどっちが先かな。
なんか、よくも悪くも週間連載漫画のような感じ。主人公のキャラが際立っており、周りを固める脇もそれなりに個性的。ストーリーは大きな流れをバックに、短いエピソードを重ねていく。キャラクターがどんどん一人歩きし始める代わりに、ストーリーの重厚さが損なわれていく。もちろん、それで正解ですごく面白かったと思います。ただ、粗探しをすれば、バンビもモー子もいらなかったんじゃないかと。結局、ぶっさんのライバルはリトルで、女は観月だったんだから。そういう意味で、あっさり?この二人がくっついたのは当たり前だったのかな。でも、僕はバンビというキャラが凄く好きで、もっとエピソードが欲しかった。多分、こだわりの趣味とかあって、食事なんかにもうるさいんだろうな。そう、易々と想像してしまえるほど、キャッツアイのメンバーは出来上がっていたと思う。そういう隠れた生活やイベントが、時には露骨に、時にはひっそりと感じられるのは凄いことだと思う。この辺も、週間漫画ちっく。メンバーで一番好きなのは、でもアニで、脚本上は一番美味しい役どころだったと思う。ぶっさんの影としての役割をしていたような気がする。恵まれた家庭で、兄で、でもだらしなく、自分の感情を押さえきれず、際立った何かがあるわけでもなく、そういうアニをぶっさんは友人でもあり弟のように思っていたんだろうな、とか。ぶっさんがいなくなって、アニはちゃんとやっていけるんだろうか。心配だ。
さて、一番このドラマで失敗していると、俺が思うのは、ウッチー。もったいない。なんで家族みせちゃったかな〜、とか思う。最後まで、まったく理解の及ばないキャラでいてほしかった。
結局、男はつらいよ、という話であったような。

マンハッタンラブストーリーの方が好き。

忍くんとアニが同じ人!ってのは、本当にビックリしました。