白い語録

「て」
「てん:点」
点になりたい。点の集合は線であり、線の集合は面。逆に言うと、少しでも長さや広さがあったら、それは線であり面であるから、点ではありえない。実際には点だけでなく、戦や面も、厚みがあってはいけないので存在しない。しかし、二次元のその又下位の一次元でのみ存在を容認される点は素晴らしい。そこでは、点は世界そのものである。無に限りなく近いものでありながら、すべてを内包する点。私はそういう人間になりたい。決して口から火を噴いたり、いたいけな幼児のフリをして「おね〜ちゃ〜ん」といいながらふくよかな胸に顔を埋めたいというわけではない。でも餃子に「天さん」とは、呼ばれてみたいかも。